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<正しい勉強の手順とは>
正しい勉強方法とは、決して楽して効果が大きいものではありません。生徒が努力した分だけ、確実に結果として表れるものを言います。
英語の正しい勉強方法を例にとって、述べることにします。
英語の苦手な生徒は、まず、英単語を覚えようとします。確かに英単語の意味がわからないと前に進めないので、英単語の意味を覚え、模試の時は英文を読んで自分が知っている単語の意味だけで、連想して自分勝手な解釈をしてしまいます。そのため、全く違う意味の訳を書いている生徒を多く見かけます。単語は何万語もあるわけですから、丸暗記するにしても覚えきれません。そんなことをしていたら、何年かかるのでしょうか。私は名詞を250語、動詞を220語、形容詞を130語、副詞50語を厳選した計650語を覚えさせています。それだけで十分中堅私立大で勝負)できることを知っています。1日20語を覚えていけば、1か月ちょっとあれば、覚えられる量なのです。(もちろん忘れてしまう単語もありますので、そう簡単に短期間で完全には覚えきれるものではないですが)私は650語だけで、入試問題に対応できるとは言っていません。英単語よりもっと大事な<前置詞>の勉強をどれだけしっかりと学ぶかどうかにかかっていると言いたいのです。前置詞を学ぶことで、英熟語1000のうち700は覚えなくて済みます。(覚える量が300と大幅に減ります。これであれば、大きな負担にはなりません)

英語は下記の2つのことができれば、英語が苦手科目から普通の科目に、さらに英語が普通から得意科目へと変わる可能性があります。
①英文をみて、各語の品詞が言えるかどうかです。それが言えれば、もう英語は苦手な科目ではなくなります。
*品詞とは名詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞・接続詞などです。各語がこの4つの品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)だけでも正確に言うことができれば大丈夫です。
②次に、その英文が5文型のうち、第○文型かが判断できれば、ほとんどの生徒は英語が苦手科目でなくなり、普通科目になっています。(さらに偏差値50から60へと向かっていく基礎力が出来上がります)
*5文型とはS(主語)V(述語動詞)O(目的語)C(補語)の組み合わせ①S+V  ②S+V+C ③S+V+O ④S+V+O+O ⑤S+V+O+Cのことです。
この5文型がわかれば、第3文型以外の文であれば、V(述語動詞)の意味がわからなくても類推できる可能性が大きいため、電子辞書をたたかなくても、文の意味がわかり、長文問題の本文の意味も大意を把握できることになります。
以上のことができた時点で、ようやく英単語や英熟語を覚えた効果がプラスとなり、模試の点数もアップしていきます。





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